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GRINDHOUSE Part.3



〈プラダを着た悪魔〉の続編が公開され、巷ではすごい盛り上がりをみせています。
ファッション業界をテーマにした作品ということもあって、楽しみにされている方も多いのではないでしょうか?

また、前作公開当時の2006年から2010年代にかけてファッションに関わる仕事を志す女性が増えたようで、世間に大きな影響を与えた作品の一つとしても知られています。

やはり女性が活躍する映画というものはいつの時代も美しさと、男性俳優には醸すことのできない格好よさがあって好きです。

監督でいえばクエンティン・タランティーノは女優の在り方、価値観を変えたと思っています。それまで世の中は男性中心の作品が主流とされていましたが
〈パルプ・フィクション〉でのユマ・サーマンは衝撃的でした。
他にも香港映画にインスパイアを受け作られた〈キル・ビル〉では今まで観たことのない見事な女性の復讐劇。
〈ジャッキー・ブラウン〉ではクールな女性像をブラックスプロイテーション映画の女帝パム・グリアが演じきり、
このコラムのタイトルの由来にもなった〈デス・プルーフ〉では最後にスカッとする女性達の反撃がただのスプラッター映画では終わらせません。

そこで今回は『女性が主役の映画』を厳選してご紹介します。

〈マイ・インターン〉



〈プラダを着た悪魔〉を観たことがある人でこの作品を知らない人はいないですよね?
個人的には〈プラダを着た悪魔〉より好きです。
かなりベタですが紹介させてください。

ロバート・デ・ニーロが演じるベンが、若者向けファッション通販会社で“シニア・インターン”として働き始める物語。
配属先は、急成長中のEC企業を率いる若き女性CEOジュールズ(アン・ハサウェイ)の直属。
世代の違いを越えながら、仕事・人生・人間関係の大切さを描く、温かいヒューマンドラマ。



この作品はなんといってもロバート・デ・ニーロの存在感。
決して驕らず、支配的ではない。
助けるけれど、恩着せがましくない。

この作品のデ・ニーロは歳を取ったらこんな大人になりたいランキング堂々の1位です。


〈マイ・オールド・アス〉



主人公は、カナダの田舎で暮らす18歳のエリオット。
大学進学を控え、友人たちと自由な夏を過ごしている彼女はある夜、幻覚作用のあるキノコを試したことをきっかけに、不思議な体験をします。

目の前に現れたのは、39歳になった未来の自分。



最初は悪ふざけだと思うエリオットですが、未来の自分しか知りえない情報を聞かされ、本当に“未来のワタシ”だと理解していきます。未来の自分は、18歳の自分にいくつか助言を与えます。
その中でも特に強く告げるのが、

「チャドという男には近づかないで」

未来の自分の忠告を信じるべきか。
それとも、自分の感情を優先するべきか。

「もし未来の自分に会えたら?」というありそうでなかったテーマを、驚くほど現代的な感覚で描いた青春映画です。


〈モーリタニアン 黒塗りの記録〉



舞台は9.11直後のアメリカ。
モーリタニア出身の青年モハメドゥ・ウルド・スラヒは突然アメリカ政府に拘束される。彼は「アルカイダ関係者ではないか」と疑われ、キューバのグアンタナモ米軍基地収容所へ送られ何年も監禁状態が続く。それも正式な裁判も起訴もないまま。



やがて人権派弁護士のジョディ・フォスター演じるナンシー・ホランダーが彼の弁護を引き受け、調査を進めるうちに、証拠の不自然さや違法な尋問、政府資料の黒塗りまでが次々と明らかに。

「国家」と「人権」をテーマに、政府に立ち向かっていくスリラー映画です。

主演のジョディ・フォスターの緊迫感あるリアルな演技と、実話をベースにして作られた作品ということもあり、終始目の離せない展開で引き込まれていきます。

あっという間に過ぎていく129分を体感してみてください。


〈ゴーストワールド〉



高校を卒業したばかりの親友同士、イーニド(ゾーラ・バーチ)とレベッカ(スカーレット・ヨハンソン)。
二人は退屈な街で、周囲の大人や同世代を皮肉りながら気ままに過ごしています。
毒舌で反抗的なイーニドに対し、レベッカは少しずつ現実的になり、仕事を探し、アパートを借り、“普通の大人の生活”へ近づいていきます。



そんな中、イーニドは中古レコードを愛する孤独な中年男シーモアに恋心を抱く。しかし、イーニドとシーモアの関係が深まるにつれ、レベッカとの友情には少しずつ距離が生まれ、やがてイーニドは自分がどこにも馴染めず、大人の世界にも居場所を見つけられないことを痛感していく。

社会に馴染めない10代の少女たちの“青春の終わり”を描いたドラマ映画。

ストーリーはもちろんですが、やけに目が止まってしまうのは二人のファッションや、2000年前後特有のなんともいえない空気感です。
中古のレコード店、褪せたダイナー、意味もなく街を徘徊する若者たちがすごくリアルにそこに存在しています。

今やフランチャイズ映画のスターにまでなったスカーレット・ヨハンソンですが
もう観ることの出来ないあどけない彼女の演技にも注目です。


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