デイリークローズ、スタイルとしてのMINEDENIM
干場義雅
Yoshimasa Hoshiba
SV S.Slim STR 5pocket RGD
"MINIMAL WARDROBE"
干場さんが自分で意識してデニムを最初に穿き始めたのはいつ頃でしょうか?
干場義雅氏(以下干場)_意識したのは多分、小学校とかそんなもんじゃないですかね。
親が買ってきた子供用のビッグジョンのセットアップだったと思います。その当時のデニムのシルエットって、ストレートというより少しだけブーツカットだったんです。よく家族やおじさんたちとマザー牧場や遊園地なんかに行く時に着させられたんですけど……。
ブーツカットのシルエットがあんまり好きじゃなかった記憶があります(笑)
自分で物心ついてから買うようになったのは、それこそリーバイス。一番最初は501ですね。
確か、アメ横で買ったんだと思います。文京区出身で駒込に住んでいたんですけど、そこから友達同士で自転車に乗ってよく上野まで行っていましたね。タカヒロミヤシタザソロイストのディレクターをやっている宮下貴裕君(以下:宮下君)と、中学時代の同級生で仲が良かったので彼とかと一緒にいろいろな古着屋に行ったり、渋谷だったり原宿に行っていましたね。もちろんアメ横に行ったりとか(笑)
なるほど。リジッドを好んで買われていたのですか?それとも古着ですか?
干場_最初はリジッドというか、1ウォッシュだったと思います。しばらくしてからは、古着の501を買っていましたね。古着で良い色落ちのリーバイスの66モデルを宮下君が穿いていたんですけど……。
「これ穿く?」って売ってもらったりしていました。本当に良い色落ちのやつって中々なかったので、そういうのは友達に譲ってもらったりとか、売ってもらったりとか、それこそ古着屋さんで買ったりとかしていました。
リーバイスの501がほとんどだったんですけど、その後、宮下君がニューヨークやロサンジェルスに遊びに行くようになってからは、ジルボーも腰履きで穿きましたね。お土産で買って来てくれて。当時のニューヨークは、プエルトリカンや黒人たちが凄く格好良くて、彼らが穿いていたのがジルボーでした。それに、最新のナイキのスニーカー、トップスはハーブリッツやブルースウェーバーなんかのフォトプリントのTシャツなんかを着て、芝浦のゴールドとかに行ってました。それが18歳とかの頃です。まだ、周りは渋カジを引きずっている感じだったんですけどね。当時から宮下君は、とにかくセンス抜群で、誰よりも早かったので、彼からいろんなファッションの刺激をもらいました。
リジッドから育てる事は今でもあるのでしょうか?
干場_いやぁ、ほとんど無いですね。『FORZA STYLE』の編集長をやるようになって、リーバイスの企画でタイアップがあって、その時に新宿のリーバイスの〈Vintage Clothing〉に行って。あの時は久しぶりにリジッドに近いやつは買いましたけど、それでもやっぱりシルエットをいじりました。袖とか、パンツのシルエットとか。結局、自分のシルエットに合うジーンズってことを考えると、やっぱり501は合わないんですよ僕は。
好きですけどね、もちろん。好きなんですけど、マインデニムが僕にはピッタリなんです。
いろいろなブランドのジーンズをたくさん穿いてきたんですけどね。その中でマインデニムを穿いた時に「なんでこんなしっくりくるんだろう 」と思って、その中でもスーパースリムが自分にピッタリで。最初買ったらサイズが小さくて入らなくて、もう1インチ上げて穿いたら「これだ!」と思って、31インチがピッタリだったのでそこから31インチで穿くようになりましたね。
いままでも基本はやはりブラックデニムが多かったのでしょうか?
干場_基本はブラックですが、全部穿きます。もちろんブルーもブラックも穿きましたし、何でも穿きますね。やっぱり基本的なやつが好きなので、色落ちを考えるとヴィンテージのリーバイスみたいな色落ちはすごく好きです。味が出てくるのって魅力的じゃないですかデニムって、それを育てていくのって、なかなかやっていなかったので、こういう自分にピッタリなラインで育てていくとどうなるんだろう?というのはすごく楽しみです。
そんなに同じジーンズを穿くことってなくて、気に入ってずっと穿いていたのはリーバイスで、15歳くらいからボロボロになるほど穿きましたけど、でもそんなに大人になってからボロボロになるまで穿くってことは、なかなかないですし、毎日穿くわけでもないので。
デニムを穿く時のこだわりとして合わせる靴はブーツが多いですか?
干場_そうですね。スーパースリムの裾幅って普通の人からするとかなり細いですよね。でもこの形がピッタリなのでそれをあまり遮らないブーツって考えるとマインデニムのブーツか、僕が作っている(WH)ってところのスエードの黒のブーツかあとはサンローランのブーツか、やっぱり強さんの影響も大きいので黒のスエードを履くことが多いですね。あとは、世代的にレッド・ウィングがすごく好きなので、スーパーソールとかアイリッシュセッターとか、ラフアウトスウェードのベージュならバックルが低いタイプのエンジニアブーツだとかそのあたりですかね。
今回のコラボジーンズを作るにあたってこだわった所はやはりシルエットでしょうか?
干場_シルエットは、もう本当にマインデニムのスーパースリムって形が僕の脚にピッタリだったんで(笑) ただ、スーパースリムにセルヴィッジが付いたものがないってことだったので、何とかお願いして作っていただいた次第です。サイドにアタリが出てきた時に良い表情になるのかなぁと思ったんですよね。1から育てるってことをやってこなかったので、それを育てていったら楽しいだろうなって。色落ちの変化とか。本当は2本同じのを穿いて、経年変化の違いとかも楽しんでみたいなとか思っています。
脇のパッカリングを狙ってのセルヴィッジだったのですね。
干場_今みたいに、こんな綺麗なシルエットのジーンズがなかったんですよ。渋カジの頃は、お尻の位置まで下げて履いていましたね。それが高校の頃だったと思います。それこそ宮下君と一緒にいる時なんて、ウエストで穿いているのは格好悪いっていう時代だったんで、全部腰穿きで、下手したらお尻出てるんじゃない?っていうぐらい(笑) 腰履きが流行った最初の世代じゃないですかね、たぶん僕らが。ウエストで世代感が出るんですよね、ファッションって。僕らは腰で穿いてたんですけど、それより上の世代になっていくともっと全然違うシルエットで穿いていましたからね。
とにかくデニム以外にも、パンツやトラウザースはズルッと落として腰履きというのが基本だったんですけど、15年前ぐらいからようやく普通にデニムが穿けるようになってきたような気がしますね(笑)
干場義雅
Yoshimasa Hoshiba
株式会社スタイルクリニック代表取締役
『FORZA STYLE』(講談社)編集長
ファッションディレクター
ブランドクリエィティブディレクター
1973年。東京生まれ。三代続くテーラーの息子として生まれ20歳から編集者に。
『MA-1』、『モノ・マガジン』、『エスクァィア日本版』の編集を務め、『LEON』や『OCEANS』など数々の人気男性誌を創刊。37歳で独立し、株式会社スタイルクリニックを設立、代表取締役に就任。
2013年、船旅を愛する男女誌『Sette Mari(セッテ・マーリ)』の編集長に。
現在は、動画を中心に上質なライフスタイルを提案する
講談社のウェブマガジン『FORZA STYLE』編集長として活躍中。
https://forzastyle.com
新聞、テレビ、雑誌、ラジオ、トークショー、イベント、ブランドプロデュースなど、その活動はメディアの枠を越えて多岐に及ぶ。
インスタグラム@yoshimasa_hoshibaも人気。
身長 177cm 着用サイズ 31inch
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SV S.Slim STR 5pocket RGD
干場義雅氏がMINEDENIMに特注しパターンから引き直した
干場氏オリジナルモデル。
・13.5ozインディゴセルヴィッジストレッチデニムを採用
リジッド仕上げ¥33,000 tax inc
※こちらの商品は受注販売商品です。
6月中旬から下旬頃のお届け予定でございます。
規定数に達し次第、受注終了とさせて頂きます。
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2021年4月21日(水)00:00 ~
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